幹細胞とは? 美容好きな方々の間で、今話題の「ヒト幹細胞」。美容クリニックのホームページなどでも「ヒト幹細胞培養液」や「幹細胞培養上清液」を見かけませんか?

具体的にどんなものなのか疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃると思うので解説します。

幹細胞は大きく分けて3種類あります。

幹細胞とは、さまざまな細胞のもとになる細胞のことです。人間の身体は、60兆個もの細胞でできていますが、それらを作り出すもととなっているのが「幹細胞」です。 たとえば、肌の細胞は1〜2ヶ月、血液中の赤血球は約120日で新しい細胞に生まれ変わっています。そのときに大きな役割を果たしているのが幹細胞なのです。 そんな幹細胞は、自分とまったく同じ能力を持った細胞に分裂する「自己複製能」と、自分以外の細胞を作り出す「分化能」の2つの能力をもっています。これら2つの特殊な能力により、新しい細胞が生まれたり、組織を修復したりできるのです。

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    【ヒト幹細胞】

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    【植物幹細胞】

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    【動物幹細胞】

幹細胞を培養した後の培養液には、美容に嬉しい効果が期待できるさまざまな成分が含まれています。


  • 【ヒト幹細胞とは】

    ヒト由来の幹細胞とはヒトの細胞から採取した幹細胞のことです。ヒトの皮下脂肪から採取した脂肪由来の幹細胞が、医療や美容分野で頻繁に使用されています。 人間の細胞の表面には、決まった形をしたレセプター(カギ穴)があります。ヒト幹細胞にはレセプターに合致するリガント(カギ)となる成分が豊富に含まれているため、細胞を活性化する効果がもっとも期待できると考えられているのです。 近年美容分野でよく耳にする「ヒト幹細胞培養液」は、ヒトの脂肪細胞の中にある幹細胞を取り出し、培養した後の培養液のことです。幹細胞が培養された培養液には、幹細胞から分泌されたさまざまな成分が入っています。 さらに、この幹細胞培養液の中でも成長因子などの重要な成分のみを抽出した、より純度の高い上澄み液のことを「幹細胞培養上清液」といいます。


    【植物幹細胞とは】

    植物にも人間と同様、幹細胞が存在します。植物における幹細胞は、種子の中の胚や根の先端、茎の付け根など、細胞分裂が活発に起こっている部分にあり、さまざまな細胞に分化する能力を持っています。 後にご紹介する動物幹細胞に比べてアレルギーが少なく、安全に使用できるのがメリットですが、植物幹細胞にはヒト幹細胞のレセプターとリガントのような仕組みはないため、効果が限られてしまうのです。 とはいえ、植物幹細胞でも抗酸化力と保湿力は期待できます。比較的安価で購入できるので、ヒト幹細胞に抵抗がある方は、植物幹細胞培養液を使用したコスメを使用するのもよい選択だといえるでしょう。


    【動物幹細胞とは】

    人間や植物同様、動物にも幹細胞は存在します。動物幹細胞も、ヒト幹細胞と同じような効果が期待できるといわれていますが、人間の皮膚に使用した場合アレルギー反応が起きる可能性も十分にあり、安全性が高いといえないことから、国内では流通していません。 動物幹細胞培養液として利用されるのは、羊や豚、馬などです。とくに羊は人間の幹細胞とよく似ているため、他の動物の幹細胞を使用した場合と比べてアレルギー反応が起きにくいと考えられています。

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